大江山の歌 思す 意味。 古文(古典)の助動詞の意味と覚え方

古典が得意な人に質問です!(至急)十訓抄の「大江山いくのの道」の中にあ...

南望則有関路之長、行人征馬駱駅於翠簾之下、東顧亦有林塘之妙、紫鴛白鷗逍遥於朱檻之前。 bは未然形接続で、「ず」の連体形なので直後に名詞が来る。 人に任せて我はたゞ。 他の歌でも通用する訳し方は次の通りです。 さて、以上で助動詞の活用パターンを一通り見てきましたが、補足として「むず」はサ変型、「ゆ」「らゆ」は下二段型、というのも一応覚えておいてください。 反復して確認していくと、特に考えなくても自然に解釈できるようになります。

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良寛様の漢詩

花ぐるま 二ノ句 シテ 「来る春ごとに誘はるる シテ・ツレ 「心も長き。 に 百々爺 より• 読人不知(古今集・秋上 など) 鳥追舟 サシ 後ワキツレ 「面白や昨日の早苗何時の間に。 定頼 丹後に遣わせた者はま〜だ帰ってこないのかぁ〜??どれほど待ち遠しくお思いになっていることだろうなぁ〜?? 定・側 わはははっ! キン いーやな奴ですね!!…っていうか、この人たちの話し方、今とあんまり変わんないんですね。 周防内侍の令名は高く、権中納言通俊が「後拾遺集」の撰をした時は、その原稿を清書以前に周防に下見させ、相談に乗ってもらったらしいことが「新古今集」の歌の詞書によってわかります。 ・保昌(やすまさ) - 藤原保昌。 竹生島の幽玄な境地に立つと、人間世界の欲望もはらい去って、因果流転のすがたに心も浄められる思いです。 そしてこの歌の引立て役として曾祖父・忠家を慕う。

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古典が得意な人に質問です!(至急)十訓抄の「大江山いくのの道」の中にあ...

ちなみに、「この本は千円だっけ?」の「け」は、現代語に残った「けり」です。 男女は同居同席することはできないが簾越しにお互いを意識し合って。 吐故納新、著自黄老之術。 清少納言も周防で4年ほど過ごしている。 〈訳〉蛍ぐらいの( 光さえ )ない。 法王垂叡覧、猶感後人。

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良寛様の漢詩

ただ、これより重要なのは、エ段に接続している「ら・り・る・れ」は完了の助動詞「り」だ、と見抜くことでしょう。 「ほどなく、いとほしくぞc 侍らむかし。 その上樵歌牧笛とて シテ・ツレ 「草刈の笛木樵の歌は。 舟影もほのぼのと明石の浦曲の舟をし思ひの。 雨の殘りの古き江に。

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67番 生涯キャリア女官 周防内侍 春の夜の夢

はや唐土に.着きにけりはや唐土に着きにけり. 強意の係助詞「ぞ」「こそ」の前に係助詞「も」がくると、懸念を表す表現となり、文末に「~するといけない」「~したら大変だ」という言葉を補って口語訳します。 むしろ、「を」「に」には、他に着目したい機能があります。 以前に記した、各活用形の性格と、接続する助動詞一覧をまとめておきましょう。 ちなみに私は、キノコに引っかけて、「なめ茸 たけ ・り」と覚えています。 それでうまくいかないなら、「~と」とか「~ので」に乗り換える。

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十訓抄「大江山」原文と現代語訳・解説・問題|鎌倉時代の説話集

〈訳〉引き留める ような方法がないのが悲しい。 於戯垂老之年、絶筆於此、有知我者、亦無隠焉。 げに長閑なる時とかや 一セイ シテ・ツレ 「見渡せば。 根本中堂の山上まで。 大江山の現代文 和泉式部が、保昌の妻として、丹後に下った頃に、京で歌合わせがあったところ、小式部内侍が、歌詠みに選ばれて、 歌を 詠んだのを、定頼中納言がふざけて、小式部内侍が 局に いた時に、 「丹後 の母のもと へおやりになった人は 帰って 参りましたか。 に 百々爺 より• 我后憐其志褒其労、或降恩或増爵。 これが古典文法における 「敬語の公式」です。

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高等学校国語総合/十訓抄

手紙を書いているのは「少将」、そして目的語ですが、「誰(のところ)に」参るのか、というと、「姫君(のところ)に」参る、と捉えます。 ただし、すべて覚えなければならないというのでありませんから、安心してください。 良寛様の漢詩 良寛様の漢詩 閒庭百花発 余香入此堂 相対共無語 春夜夜将央 閒庭 かんてい 百花 発 ひら き 余香 此の堂に入る 相対して 共に語る無く 春夜 夜将に央 なかば ならんとす 阿部家門前詩碑 即事 即事 そくじ 対君君不語 不語意悠哉 帙散床頭書 雨打簾前梅 君に対すれども 君語らず 語らざる意 悠なる哉 帙 ちつ は散づ 床頭 しようとう の書 雨は打つ 簾前 れんぜん の梅 振錫別親故 挙手謝城闉 納衣聊補破 一鉢知幾春 錫 しやく を振りて 親故 しんこ に別れ 手を挙げて 城闉 じよういん に謝す 納衣 のうい 聊 いささ か破れを補 おぎな ひ 一鉢 知る 幾春ぞ 出雲崎 旅立ちの丘詩碑 担薪下翠岑 翠岑路不平 時息長松下 静聞春禽声 薪を担つて 翠岑 すいきん を下る 翠岑 路平らかならず 時に息ふ 長松の下 静かに聞く 春禽の声 本覚院詩碑 苔径花如霞 幽禽語似織 遅遅窓日麗 細細炉烟直 苔径 花は霞の如く 幽禽 語りて織るに似たり 遅遅として窓日麗 うるは しく 細細として炉烟直 すぐ し 中秋賞月 中秋 月を賞 しよう す 今夜月色白 烏鵲驚叫滋 声悲思郷国 不知何処依 今夜 月色白く 烏鵲 うじやく 驚き叫ぶこと滋 しげ し 声悲しくて 郷国を思ふ 知らず 何れの処にか依 よ らん 松風払衣久 雲山擁屋頭 終日南廂下 担絖渓滝滝 松風 衣を払ひて久しく 雲山 屋頭を擁す 終日 南廂の下 絖 こう を担へば 渓 たに 滝滝 ろうろう たり 鵬齋倜儻士 何由此地来 逢着鬧市裏 携手笑咍咍 鵬齋は倜儻 てきとう の士 何に由りてか此の地に来る 逢着 ほうちやく す 鬧市 どうし の裏 手を携へて笑ふこと咍咍 かいかい たり 使魂作遊戯 満面鬢恐斜 春風十万里 何処不見花 魂をして遊戯を作 な さ使 し め 満面の鬢 びん 恐らくは斜めならん 春風 しゆんぷう 十万里 何れの処か 花を見ざる 独遊楽 独遊楽 どくゆうらく 我里独遊楽 独楽信是楽 只今独遊人 寧知独遊楽 我が里の独遊楽 独楽は 信に是れ楽し 只今 独り遊ぶの人 寧 なん ぞ知らん 独遊楽を 出山釈迦 出山の釈迦 去時従是去 来時従是来 去来只此道 人天眼華堆 去る時も是れ従 よ り去り 来る時も是れ従 よ り来る 去るも来るも只だ此の道のみ 人天 にんでん 眼華 堆 うづたか し 清歌采蓮女 新粧照水鮮 白波忽如山 浦口競廻船 清歌す采蓮の女 新粧 水に照 うつ りて鮮やかなり 白波 忽 たちま ち山の如く 浦口 競ひて船を廻 めぐ らす 窮谷有佳人 容姿閑且雅 長嘯若有待 独立修竹下 窮谷に佳人有り 容姿 閑にして且つ雅 長嘯して 待つ有るが若 ごと く 独り修竹の下 もと に立つ 一思少年時 読書在空堂 燈火数添油 未厭冬夜長 一に思ふ 少年の時 書を読んで 空堂に在り 燈火 数 しばしば 油を添へども 未だ厭はず 冬夜の長きを 遠山飛鳥絶 閑庭落葉頻 寂寞秋風裡 独立緇衣人 遠山 飛鳥絶え 閑庭 落葉頻りなり 寂寞たる 秋風の裡 独り立つ緇衣 しへ の人 寒炉深撥炭 孤燈復不明 寂寞過半夜 透壁遠渓声 寒炉 深く炭を撥 か く 孤燈 復た明るからず 寂寞として半夜を過すに 壁を透して渓声遠し 文殊乗獅子 普賢跨象王 妙音化蓮台 維摩臥一床 文殊は 獅子に乗り 普賢は 象王跨る 妙音は 蓮台を化 け し 維摩 ゆひま は 一床に臥す 青山前与後 白雲西復東 縦有経過客 消息合難通 青山は 前と後に 白雲は 西復 ま た東に 縦 たと ひ 経過する客あるも 消息は合 まさ に 通じ難かるべし 城中乞食休 得得携囊帰 帰来知何処 家在白雲陲 城中にて乞食し休 おは り 得得として囊を携 たづさ へ帰る 帰り来るは 何処なるを知らん 家は白雲の陲 ほとり に在り 擬古 擬古 ぎこ 門外春将半 好鳥語不禁 未見君子面 那知君子心 門外 春将に半ばならんとし 好鳥 語りて禁 や まず 未だ君子の面 おもて を見ず 那 なん ぞ君子の心を知らんや 蕭条三間屋 終日無人観 独坐間窓下 唯聞落葉頻 蕭条 しようじよう たり 三間 さんげん の屋 おく 終日 人の観る無し 独り間窓の下に坐し 唯だ落葉の頻 しき りなるを聞く 空盂 空盂 くうう 青天寒雁鳴 空山木葉飛 日暮烟村路 独掲空盂帰 青天 寒雁鳴き 空山 木葉 もくよう 飛ぶ 日暮 にちぼ 烟村 えんそん の路 独り空盂を掲げて帰る 兄弟相逢処 共是白眉垂 且喜太平世 日日酔如痴 兄弟 けいてい 相逢ふ処 共に是れ白眉垂る 且く 太平の世を喜び 日日酔ふて痴の如し 訪竹丘老人 竹丘老人を訪ふ 故旧信難忘 田家聊寄錫 緑樹烟雨中 欲燃赤芍薬 故旧 信に忘れ難く 田家 でんか 聊か錫 しやく を寄す 緑樹 烟雨の中 燃えんと欲す赤 せき 芍薬 竹丘老人過訪 竹丘老人過 よぎ り訪ふ 夏日青林裏 高臥共賦詩 君家殊不遠 晩際乗涼帰 夏日 青林の裏 高臥して共に詩を賦す 君が家は 殊に遠からず 晩際 涼に乗じて帰れ 七月十六日 七月十六日 何処消烝炎 独愛出田宮 民民盈耳蝉 冷冷出林風 何れの処にか烝炎 じようえん を消さん 独り愛す出田 いづるだ の宮 民民 耳に盈 み つるの蝉 冷冷 林を出づるの風 如峰兮如雲 似樹兮似烟 真画誰能弁 秀秀一山川 峰の如く雲の如く 樹に似て烟に似る 真画 しんが 誰か能く弁ぜん 秀秀たる一山川 いちさんせん 老朽夢易覚 覚来在空堂 堂上一盞灯 挑尽冬夜長 老朽 夢覚め易し 覚め来りて 空堂に在り 堂上 一盞 いつさん の灯 挑 かか げ尽くせど冬夜長し 海津氏宅即事 海津氏宅即事 田家風雨後 籬菊僅存枝 少婦釃濁酒 稚子牽衲衣 田家 でんか 風雨の後 籬菊 りぎく 僅かに枝を存す 少婦 濁酒を釃 こ し 稚子 衲衣 のうえ を牽く 又 又 また 草庵風雪裡 一投相思詩 不知何以報 含翰愧所思 草庵 風雪の裡 一たび投ず 相思の詩 知らず 何を以てか報いん 翰 かん を含んで所思に愧 は づ 門外春将半 好鳥語不禁 未見君子面 已知君子心 門外 春将に半ばならんとし 好鳥 語りて禁 や まず 未だ君子の面を見ざれども 已 すで に君子の心を知る 孰謂我詩詩 我詩非是詩 知我詩非詩 始可与謂詩 孰 だれ か我が詩を詩なりと謂ふ 我が詩は是れ詩に非ず 我が詩の詩に非ざるを知りて 始めて与 とも に詩を謂ふ可し 七星竹馬友 恭敬始若終 生涯雖清貧 不随其家風 七星は竹馬の友 恭敬 始めも終はりの若し 生涯 清貧と雖 いへど も 其の家風を随 おと さず 答 答ふ 総為疎世用 能得終身閑 捫艾供酒銭 囲碁送残年 総べて世用に疎きが為に 能く終身の閑を得たり 艾 もぐさ を捫 ひね りて酒銭に供 きよう し 碁を囲みて残年を送る 大黒天 大黒天 身在北方 雨宝四海 法願不空 其応如響 身は北方に在りて 宝を四海に雨 ふ らす 法願 空しからず 其の応づること響くが如し 乞食 乞食 こつじき 十字街頭乞食了 八幡宮辺方徘徊 児童相見共相語 去年痴僧今又来 十字街頭 食 じき を乞ひ了はり 八幡宮 ぐう 辺 方 まさ に徘徊す 児童相見て 共に相語る 去年の痴僧 今又来ると 三条八幡宮詩碑 裙子短兮褊衫長 騰謄兀兀只麼過 陌上児童忽見我 拍手斉唱放毬歌 裙子 くんす 短く褊衫 へんさん 長し 騰謄 とうとう 兀兀 ごつごつ 只麼 しも に過ぐ 陌上 はくじょう の児童忽ち我を見 手を拍ち斉しく唱ふ放毬歌 三条市・一ノ木戸神明宮詩碑 芳草連天春将暮 桃花乱点水悠悠 吾亦従来亡機者 悩乱風光殊未休 芳草天に連なり 春将に暮れんとし 桃花乱点 水悠悠たり 吾も亦従来 亡機の者 風光に悩乱して殊に未だ休せず 傭作 傭作 ようさく 家在荒村栽壁立 転展傭作且過時 憶得疇昔行脚日 衝天志気敢自持 家は在荒村に在りて 栽 わづ かに壁立す 転展として 傭作して且く時を過す 憶ひ得たり 疇昔 ちゆうせき 行脚の日 衝天の志気 敢へて自ら持せしを 游松野尾 松野尾に游ぶ 吾来此地九月初 長天雁啼菊花開 老少相率散歩去 松林数里無塵埃 吾此の地に来る 九月の初 長天 雁啼き 菊花開く 老少 相率ゐて散歩し去れば 松林 数里 塵埃 じんあい 無し 松野尾 仙城院詩碑 森森二十五大士 特於此尊稱嗟頻 南無歸命観世音 大喜大捨救世仁 森森たる二十五大士 だいし 特に此の尊に於ひて稱嗟 しようさ 頻 きり なり 南無 歸命 きみよう 観世音 大喜大捨したまへ 救世 ぐせ の仁 旧巻町 向陽観音遥拝里御堂前詩碑 看花至田面庵 花を看ながら田面庵に至る 桃花如霞挾岸発 春水若藍遶村流 行傍春江持錫去 故人家在水東頭 桃花霞の如く 岸を挟んで発 ひら き 春水藍の若く 村を遶 めぐ りて流る 行く春江に傍 そ ひ錫 しやく を持 じ して去れば 故人の家は 水の東頭 とうとう に在り 過有願居士故居 有願居士 こじ の故居 こきよ を過 よぎ る 去年三月桃花時 一鉢悠悠訪君家 今日再来君不見 桃花依旧媚晩霞 去年の三月 桃花の時 一鉢悠悠 君が家を訪ふ 今日再来 君見えず 桃花 旧に依りて晩霞 ばんか に媚ぶ 行春 春を行く 芳草萋萋春将莫 桃花乱点水悠悠 我亦従来忘機者 悩乱風光殊未休 芳草 ほうそう 萋萋 せいせい として 春将に莫れんとし 桃花 乱点として 水悠悠たり 我も亦従来 忘機の者なるに 風光に悩乱せられて 殊に未だ休せず 子規 子規 烟樹蒼蒼春已莫 千峰万壑望欲迷 子規此夕声不絶 夜深更移竹林啼 烟樹 えんじゆ 蒼蒼として 春已に莫れ 千峰万壑 まんがく 望め迷はんと欲す 子規 此の夕べ 声絶えず 夜深くして 更に竹林に移りて啼く 暮投思思亭 暮れに思思亭に投ず 自従一破家散宅 南去北来且過時 蕭蕭暮雨孤村路 復是青筇訪君来 一たび破家散宅して自従り 南去北来 且く時を過ごす 蕭蕭たる暮雨 ぼう 孤村の路 復た是れ青筇 せいきよう 君を訪ひ来る 啼鳥如砕華狼藉 艸門今始為君開 春風落日青苔上 吟哦嗜頣思悠哉 啼鳥砕くが如く 華狼藉たり 艸門 そうもん 今始めて君が為に開く 春風 落日 青苔の上 吟哦頣 ぎんが を嗜 ささ へて 思ひ悠なる哉 傭賃 傭賃 ようちん 家在荒村空四壁 展転傭賃且過時 憶得疇昔行脚日 衝天志気敢自持 家は荒村に在り 四壁空し 展転として 傭賃して且く時を過ごす 憶ひ得たり 疇昔 ちゆうせき 行脚の日 衝天の志気 敢へて自ら持せしを 騰騰 騰騰 とうとう 裙子短兮褊衫長 騰騰兀兀只麼過 陌上児童忽見我 拍手斉唱放毬歌 裙子短く 褊衫 へんさん 長し 騰騰 兀兀 ごつごつ 只麼 しも に過ぐ 陌上 はくじよう の児童 忽ち我を見 手を拍ち斉しく唱ふ 放毬歌 毬子 毬子 きゆうし 袖裏毬子直千金 謂言好手無等匹 可中意旨若相問 一二三四五六七 袖裏 しゆうり の毬子 直 あたひ 千金 謂言 おもへら く 好手にして等匹無しと 可中 かちゆう の意旨 若し相問はば 一二三四五六七 新潟市・勝楽寺詩碑 読孝婦碑 孝婦の碑を読む 夏置涼阡自耨田 冬安温室事為虔 林君因命嘗旌孝 雲浦其行天下伝 夏は涼阡 りようせん に置いて自ら田を耨 くさぎ り 冬は温室に安んじて事へて虔 けん を為す 林君 命に因りて嘗 かつ て孝を旌 あら はし 雲浦の其の行 天下に伝ふ 闘草 闘草 とうそう 他与児童闘百草 闘去闘来転風流 日莫城中人帰後 一輪明月凌素秋 他 ま た児童と百草を闘はす 闘ひ去り闘ひ来りて転 うた た風流 日莫 にちぼ 城中人帰りし後 一輪明月 素秋を凌 しの ぐ 左一大丈夫 惜哉識者稀 唯餘贈我偈 一読一沾衣 左一は大丈夫なり 惜しいかな 識る者稀なり 唯だ我に贈る偈を餘すのみ 一読して一 いつ に衣を沾 うるお せり 聞佐一順世 佐一の順世を聞く 微雨空濛芒種節 故人捨我何処行 不堪寂寥則尋去 万朶青山杜鵑鳴 微雨空濛 もう たり 芒種 ぼうしゆ の節 故人我を捨てて 何処にか行ける 寂寥に堪へずして 則ち尋ね去れば 万朶 ばんだ の青山に 杜鵑 とけん 鳴く 贈鈴木隆造 鈴木隆造に贈る 無能生涯無所作 国上山巓托此身 他日交情如相問 山田僧都是同参 無能の生涯 作 な す所無く 国上の山巓 さんてん に 此の身を托す 他日 交情を如し相問はば 山田の僧都 そうづ 是れ同参 二十余年一逢君 微風朧月野橋東 行々携手共相語 行至与板八幡宮 二十余年 一たび君に逢ふ 微風 野橋の東に朧月ありて 行く行く手を携へて共に相語り 行きて与板の八幡宮に至る 寒冬夜 寒冬の夜 草堂深掩竹渓東 千村万落絶人蹤 遥夜地炉焼榾柮 只聞風雪打寒窓 草堂 深く掩 とざ す 竹渓の東 千村万落 人蹤 じんしよう を絶つ 遥夜 地炉に榾柮 こつとつ を焼 た き 只だ聞く 風雪の寒窓を打つを 頭髪蓬蓬耳卓朔 納衣半破若雲烟 日暮城頭帰来道 児童相擁西又東 頭髪蓬蓬 ほうほう 耳卓朔 たくさく 納衣半ば破れて雲烟の若し 日暮城頭 帰来の道 児童相擁す 西又た東 我与筆硯有何縁 一回書了又一回 不知此事問阿誰 大雄調御天人師 我と筆硯と 何の縁か有る 一回書き了はりて 又一回 知らず此の事 阿誰 たれ にか問はん 大雄 だいおう 調御 じようご 天人師 避雨 避雨 ひう 今日乞食逢驟雨 暫時廻避古祠中 可咲一瓶与一鉢 生涯蕭灑破家風 今日食を乞ふて 驟雨に逢ひ 暫時廻避す 古祠の中 咲ふ可し 一瓶と一鉢与を 生涯蕭灑 しようさい たり 破家 はか の風 題蛾眉山下橋杭 蛾眉 がび 山下橋杭 きようこう に題す 不知落成何年代 書法遒美且清新 分明蛾眉山下橋 流寄日本宮川浜 知らず落成 何れの年代ぞ 書法 遒美 しゆうび にして且つ清新 分明なり 蛾眉山下の橋 流れ寄る 日本宮川の浜 草庵雪夜作 草庵雪夜の作 回首七十有余年 人間是非飽看破 往来跡幽深夜雪 一炷線香古匆下 回首す 七十有余年 人間の是非 看破するに飽く 往来の跡幽かなり 深夜の雪 一炷 いつしゆ の線香 古匆 こそう の下 大江茫茫春将暮 楊花飄飄点衲衣 一声漁歌杳靄裡 無限愁腸為誰移 大江 たいこう 茫茫 ぼうぼう として 春将 まさ に暮んとす 楊花飄飄 ひようひよう として 衲衣 のうえ に点づ 一声の漁歌 杳靄 ようあい の裡 無限の愁腸 しゆうちよう 誰 た が為にか移さん 旧与板町 黒川水門広場詩碑 居諸荏苒春為秋 僧舎蕭条白露滋 沙鶏当窓終夜織 不為貧道挂一糸 居諸荏苒 じんぜん 春秋と為り 僧舎 蕭条 しようじよう として白露滋 しげ し 沙鶏 窓に当たりて終夜織れども 貧道が為に 一糸挂 か けず 宿玉川駅 宿玉川駅に宿る 風気蕭蕭秋将莫 游子関心行路難 永夜幾驚枕上夢 江声錯作雨声看 風気蕭蕭 秋将に莫 く れんとす 游子 心に関る行路の難 永夜 幾たびか驚く枕上の夢 江声錯 あやま りて雨声と作して看る 再游善光寺 再び善光寺に游ぶ 曾従先師来此地 回首二十有余年 門前流水屋後嶺 風光猶似旧時妍 曾て先師に従ひて 此の地に来たる 首 こうべ を回 めぐら せば 二十有余年 門前の流水 屋後の嶺 風光猶ほ 旧時の妍 けん に似たり 還郷作 郷に還りて作る 出家離国訪知識 一衣一鉢凡幾春 今日還郷問旧侶 多是北邙山下人 家を出て国を離れて知識を訪ね 一衣一鉢 凡そ幾春ぞ 今日郷に還りて 旧侶を問へば 多くは是れ 北邙 ほくぼう 山下の人 暁 暁 二十年来帰郷里 旧友零落事多非 夢破上方金鐘暁 空牀無影燈火微 二十年来 郷里に帰る 旧友は零落して 事多く非なり 夢は破る 上方金鐘の暁 空牀影なく 燈火微かなり 夜雨 夜雨 やう 世上栄枯雲変態 五十餘年一夢中 疎雨蕭蕭草庵夜 閑擁衲衣倚虚窓 世上の栄枯は雲の変態 五十餘年は一夢の中 うち 疎雨 そう 蕭蕭たり 草庵の夜 閑かに衲衣 のうえ を擁して虚窓に倚 よ る 有感 感づる有り 剃除髭髪為僧伽 撥草瞻風有年玆 如今到処供紙筆 只道書歌兼書詩 髭髪 しはつ を剃除して 僧伽となり 撥草瞻風 せんぷう して 玆 ここ に年有り 如今 到る処 紙筆を供し 只だ道 い ふ 歌を書け兼 ま た詩を書けと 冬夜長 冬夜長し 冬夜長兮冬夜長 冬夜悠悠何時明 灯無焔兮炉無炭 只聞枕上夜雨声 冬夜長し 冬夜長し 冬夜悠悠 何れの時にか明けん 灯に焔 ほのお 無く 炉に炭無し 只だ聞く 枕上 ちんじよう 夜雨の声 過熊森茶屋憶関左衛門 熊森 くまのもり の茶屋を過ぎて関左衛門を憶ふ 平生酌酒意不浅 幾回来此尽酔離 今日炉頭君不見 落葉翩翩向人飛 平生 酒を酌む意浅からず 幾回か此に来たり 酔を尽くして離る 今日 炉頭 君見えず 落葉翩翩 へんへん として 人に向かひて飛ぶ 有女有女字照女 不仮紅粉転新鮮 毎日晨朝携籃去 蕭灑生涯実可憐 女有り女有り 字 あざな は照女 しようじよ 紅粉を仮らずとも転 うたた 新鮮 毎日晨朝に籃 かご を携へて去く 蕭灑 しようさい たる生涯 実に憐れむ可 べ し 漸下人間休咨嗟 万事皆是依因縁 他日如遇機成熟 再来国上古道場 漸く人間 じんかん に下る 咨嗟 しさ するを止めん 万事は皆 是れ因縁に依る 他日 如し機の成熟するに遇 あ はば 再び国上の古道場に来たらん 十字街頭弄布袋 弄去弄来有年焉 弄罷不知何処去 清風明日秋一天 十字街頭 布袋を弄 ろう す 弄去 ろうきよ 弄来 焉 ここ に年有り 弄し罷んで 知らず何処にか去れるを 清風明日 めいげつ 秋一天 しゆういつてん 渡唐天神 渡唐 ととう の天神 てんじん 誰氏丹青摸出来 梅花面目松精神 唐土衣冠也相宜 因知無刹不現身 誰氏 すいし の丹青ぞ 摸出 もしゆつ し来るは 梅花の面目 松の精神 唐土の衣冠 いかん 也 ま た相宜 あいよろ し 因りて知る 刹 せつ として身を現ぜざる無きを 観音堂側仮草庵 緑樹千章独相親 時著衣鉢下市朝 展転飲食供此身 観音堂側 仮の草庵 緑樹千章 独り相親しむ 時に衣鉢を著けて市朝に下り 展転 てんでん 飲食 おんじき 此の身に供 きよう す 米屋山齋 米屋 こめや の山齋 因礼観音来此地 正是前山夕陽時 庭階虫鳴秋寂寂 野草間花没杖滋 観音を礼するに因り 此の地に来たる 正に是れ 前山夕陽 せきよう の時 庭階 虫鳴きて秋寂寂 せきせき 野草間花 かんか 杖を没して滋 しげ し 国上山頭回首臨 天寒一半夕陽懸 昨日採菓汲水処 阿那青青暗暗辺 国上山頭 回首して臨めば 天寒くして 一半 いつぱん に夕陽 せきよう 懸かる 昨日菓 このみ を採り 水を汲みし処 阿那 あな 青青暗暗の辺 ほとり 無題二首一 無題二首その一 国上山下是僧家 麁茶淡飯供此身 終年不遇穿耳客 只見空林拾葉人 国上山下 是れ僧家 麁茶淡飯 此の身に供す 終年遇はず 穿耳の客 只だ見る空林 葉を拾ふ人 無題二首二 無題二首その二 可嘆世上人心険 不知何処保生涯 夜夜前村打鼓頻 盗賊徘徊百有餘 嘆く可し 世上人心の険なるを 知らず 何れの処にか生涯を保 やす んぜん 夜夜前村 鼓を打つこと頻 しき りなり 盗賊徘徊す 百有餘 題義士実録末 義士実録の末に題す 捨生取義古尚少 況又四十有七人 一片忠心不可転 令人永思元禄春 生を捨て 義を取るは古 いにしへ 尚ほ少なり 況や 又た四十有七人をや 一片の忠心 転ず可 べ からず 人をして永く思元禄の春を思は令 し む 煙海雲山両三年 今日帰来旧廟社 帰来一句作麼生 杖頭掛月軽脚下 煙海雲山 両三年 今日帰り来る 旧廟社 びようしや 帰来の一句 作麼生 そもさん 杖頭 月を掛けて脚下軽し 少年捨父走他国 辛苦画虎猫不成 有人若問箇中意 只是従来栄蔵生 少年 父を捨てて他国に走り 辛苦 虎を画いて猫にも成らず 人有りて 若し箇中の意を問はば 只だ是れ 従来の栄蔵生 米沢道中 幾行鴻鴈鳴南去 回首不耐秋蒼茫 千峰葉落風雨後 一郡寒村帯夕陽 幾行の鴻鴈 こうがん 鳴いて南に去る 回首すれば 秋の蒼茫たるに耐へず 千峰葉落す 風雨の後 一郡の寒村 夕陽を帯ぶ 吾与筆硯有何緑 一回書了又一回 不知此事問阿誰 大雄調御天人師 吾と筆硯 ひつけん と何の緑か有る 一回書き了りて又た一回 知らず此の事 阿誰 たれ にか問はん 大雄 だいおう 調御 じようご 天人師 贈解良氏 解良氏 うじ に贈る 如今四海清平世 人心漸惰移軽靡 為報故人能自愛 永令淳風有所帰 如今 四海清平の世 人心 漸く惰 おこた りて軽靡 けいび に移る 為に報ず 故人能く自愛して 永く淳風をして帰する所有ら令 し めよ 正月十六日夜 正月十六日の夜 春夜二三更 等間出柴門 微雪覆松杉 弧月上層巒 思人山河遠 含翰思万端 春夜 二三更 こう 等間 柴門 さいもん を出づ 微雪 松杉 しようさん を覆ひ 弧月 層巒 そうらん を上る 人を思へば 山河遠く 翰 かん を含んで 思ひ万端 ばんたん たり 一鉢千家飯 孤游万里春 錫驚三界夢 衣払九衢塵 自怜無事叟 飽浴昇平辰 一鉢 千家の飯 孤游 万里の春 錫は驚かす 三界の夢 衣は払ふ 九衢 きゆうく の塵 自ら怜 あはれ む 無事の叟 そう 昇平の辰 とき を飽浴するを 仏是自心作 道亦非有為 報爾能信受 勿傍外頭之 北轅而向越 早晩到著時 仏は是れ 自心の作(な)るもの 道も亦た 有為に非ず 爾に報ず 能く信受して 外頭に傍(そ)うて 之(ゆ)く勿れ 轅(ながへ)を北にして 越に向はば 早晩(いつ)か 到著する時ならん 題藤氏別墅 藤氏の別墅 べつしよ に題す 去城一里餘 偶伴采樵行 夾路青松直 隔橋野梅香 家中何所在 詩書盈長牀 城を去ること 一里餘 偶 たまたま 采樵 さいしよう の行くに伴ふ 路を夾 はさ んで青松直く 橋を隔てて 野梅香し 家中 何の在る所ぞ 詩書 長牀 ちようしよう に盈 み つ 新発田市 ふるさと会館庭詩碑 春夜二三更 等間出柴門 微雪覆松杉 孤月上層巒 思人山河遠 含翰思万端 春夜 二三更 こう 等間 柴門 を出づ 微雪 松杉 しようさん を覆ひ 孤月 層巒 そうらん に上る 人を思へば 山河遠く 翰 かん を含めば 思ひ万端たり 粛粛天気清 哀哀鴻雁飛 草草日西頽 淅淅風吹衣 我亦従玆去 寥寥掩柴扉 粛粛として天気清く 哀哀として鴻雁飛ぶ 草草として日は西に頽 くづ れ 淅淅 せきせき として風は衣に吹く 我も亦た玆より去り 寥寥として柴扉を掩 とざ す 夜夢都是妄 無一可持論 当其夢中時 宛兮在目前 以夢推今日 今日亦復然 夜の夢は 都 すべ て是れ妄にして 一も持論すべきなし 其の夢中の時に当りては 宛 えん として 目前に在り 夢を以て今日を推すに 今日も亦復 また 然り 投宿破院下 一燈思悄然 旅服誰為乾 吟咏聊自寛 雨声長在耳 欹枕到暁天 投宿す 破院の下 もと 一燈 思ひ悄然たり 旅服 誰か為に乾かさん 吟咏して 聊 いささ か自ら寛 ゆる うす 雨声 長く耳に在り 枕を欹 そばだ てて 暁天に到る 花無心招蝶 蝶無心尋花 花開時蝶来 蝶来時花開 吾亦不知人 人亦不知吾 不知従帝則 花は 心無くして蝶を招き 蝶は 心無くして花を尋ぬ 花開く時 蝶来たり 蝶来る時 花開く 吾も亦 人を知らず 人も亦 吾を知らず 知らずして 帝の則に従ふ 尋思少年日 不知有吁嗟 好箸黄鵞衫 能騎白鼻騧 朝沽新豊酒 暮看杜陵花 帰来知何処 直指莫愁家 少年の日を尋思 じんし すれば 吁嗟 うさ 有るを知らざりき 好んで 黄鵞 こうが の衫 さん を箸 き 能く 白鼻の騧 か に騎 の る 朝には 新豊の酒を沽 か ひ 暮には 杜陵 とりよう の花を看る 帰り来るは 何処かを知らん 直ちに莫愁 ばくしゆう の家を指さす 道妄一切妄 道真一切真 真外更無妄 妄外別無真 如何修道子 只管要覓真 試看覓底心 是妄将是真 妄と道 い へば一切は妄 真と道へば一切は真 真の外に更に妄無く 妄の外に別に真無し 如何なれば 修道子は 只管 ひたすら 真を覓 もと めんと要 ほつ するや 試みに覓むる底の心を看よ 是れ妄か 将 は た是れ真か 柳娘二八歳 春山折花帰 帰来日已夕 微雨湿燕支 反願如有待 褰裳歩歩遅 行人皆佇立 道是誰氏児 柳娘 りゆうじよう 二八の歳 春山花を折りて帰る 帰り来れば日已に夕れ 微雨 燕支 えんし を湿す 反願して 待つ有るが如く 裳 もすそ を褰 かか げて 歩歩遅たり 行人皆 佇立 ちよりゆう し 道 い ふ是れ誰氏 たがし の児ぞと 無欲一切足 有求万事窮 淡菜可療饑 衲衣聊纏躬 独往伴糜鹿 高歌和村童 洗耳巌下水 可意嶺上松 欲無ければ 一切足り 求むる有れば 万事窮まる 淡菜 饑ゑを療す可く 衲衣 聊 いささ か躬に纏ふ 独往して 糜鹿 びろく を伴とし 高歌して 村童に和す 耳を洗ふ 巌下の水 意に可なり 嶺上の松 人心各不同 如面有相違 倶執一般見 到処逓是非 是我之所是 非我之所非 只麼如是去 何似不是非 人心は 各おの同じからず 如面の相違あるが如し 倶に一般の見に執して 到る処 逓 たがひ に是非す 是は我れの是とする所 非は我れの非とする所 只麼 しも に是 かく の如くにし去 ゆ くは 是非せざるに何似 いづれ ぞや 終日望烟村 展転乞食之 日落山路遠 烈風欲断髭 衲衣破如烟 木鉢古更奇 未厭饑寒苦 古来多若斯 終日 烟村を望みつつ 展転して乞食して之 ゆ く 日落ちて 山路遠く 烈風 髭を断たんと欲 す 衲衣 のうへ は 破れて烟の如く 木鉢は 古びて更に奇なり 未だ厭はず 饑寒の苦を 古来 斯くの若き多し 円通寺 従来円通寺 幾回経冬春 門前千家邑 乃不識一人 衣垢手自濯 食尽出城闉 曽読高僧伝 僧可可清貧 円通寺に 来たりて従 よ り 幾回か 冬春を経たる 門前 千家の邑 ゆう 乃ち 一人をも識らず 衣垢 えあか づけば 手自ら濯 あら ひ 食 じき 尽くれば 城闉 じよういん に出づ 曽 かつ て 高僧の伝を読むに 僧可 そうか は 清貧を可とすべし 生涯懶立身 騰騰任天真 嚢中三升米 炉辺一束薪 誰問迷悟跡 何知名利塵 夜雨草庵裡 雙脚等間伸 生涯 身を立つるに懶(ものう)く 騰騰(たうたう)として 天真に任(まか)す 嚢中(のうちゆう) 三升の米 炉辺 一束の薪 誰か問はん 迷悟の跡 何ぞ知らん 名利の塵 夜雨 草庵の裡(うち) 雙脚(そうきゃく)等間に伸ばす 乙子神社詩碑 今年非去年 今時異往時 旧友何処去 新知漸已非 況属高風晩 山川斂光輝 到処不可意 無見不凄其 今年は 去年に非ず 今時は 往時に異なる 旧友は 何処にか去る 新知は 漸く已に非なり 況んや高風の晩 くれ に属 あた り 山川 光輝を斂 おさ むるをや 到る処 意に可しからず 凄其 せいき ならざるものを見ること無し 鳶巣喬木顚 黄雀聚其株 鳶使雀啄鷇 雀憑鳶護烏 此物猶尚爾 両箇逓互扶 如何其為人 彼此為相誅 鳶 とび は 喬木 きようぼく の顚 いただき に巣くひ 黄雀 こうじやく は 其の株に聚 あつ まる 鳶は雀をして 鷇を啄 ついば ましめ 雀は鳶に憑 よ りて烏より護る 此の物にして 猶尚 なお 爾 しか く 両箇 逓互 たがい に扶 たす く 如何ぞ 其れ人と為 な すや 彼此 ひし 相誅 あいちゆう するを為すや 秋暮 秋の暮れ 秋気何蕭索 出門風梢寒 孤村烟露裏 帰人野橋辺 老鴉聚古木 斜雁没遥天 唯有緇衣僧 立尽暮江前 秋気 何ぞ蕭索 しようさく たる 門を出づれば風梢 やや 寒し 孤村 烟露の裏 帰人 野橋の辺 ほとり 老鴉 ろうあ 古木に聚 あつ まり 斜雁 遥天に没す 唯だ緇衣 しえ の僧あり 立ち尽くす 暮江 ぼこう の前 終日乞食罷 帰来掩柴扉 炉暁帯葉枝 静吟寒山詩 西風吹夜雨 颯颯灑茅茨 時便伸脚臥 何思復何疑 終日 乞食し罷 おは り 帰り来りて 柴扉 さいひ を掩 とざ す 炉には暁く 帯葉の枝 静かに吟ず 寒山の詩 西風 夜雨を吹き 颯颯 さつさつ として 茅茨 ぼうし に灑 そそ ぐ 時には便 すなは ち 脚を伸ばして臥す 何をか思ひ 復 ま た何をか疑はん 十万仏土中 一乗以為則 明明無異法 何失又何得 雖得匪新条 失時誰辺匿 君看衣内珠 必定作那色 十万の仏土の中 一乗を以て則 のり と為す 明明として 異法無し 何ぞ失ひ 又何ぞ得ん 得と雖 いへど も 新条に匪 あら ず 失ふ時 誰が辺に匿 かく さん 君看よ 衣内の珠 必定 ひつじよう 那 なん の色をか作 な す 誰家不喫飯 為什不自知 伊余出此語 世人皆相嗤 与爾嗤我語 不如無自欺 若得無自欺 始知我語奇 誰が家か飯を喫せざらん 什 なん の為か 自ら知らざる 伊れ余の此の語を出だすに 世人 皆相嗤 わら ふ 爾 なんじ 我が語を嗤ふよりは 如かず 自ら欺くこと無からんには 若し 自ら欺くこと無きを得ば 始めて我が語の奇なるを知らん 五合庵 索索五合庵 実如懸磬然 戸外竹一叢 壁上偈若干 釜中時有塵 甑裏更無烟 唯有隣寺僧 仍叩月下門 索索 さくさく たる 五合庵 実に懸磬 けんけい 如く然り 戸外 こがい 竹一叢 いつそう 壁上偈 へきじようげ 若干 釜中 ふちゆう 時に塵有り 甑裏 そうり 更に烟無し 唯 ただ 隣寺に僧有りて 仍 しき りに叩く 月下の門 仏説十二部 部部皆淳真 東風夜来雨 林林是新鮮 何経不度生 那枝不帯春 識取箇中旨 莫強論疎親 仏説 十二部 部部 皆淳真 東風 夜来の雨 林林 是れ新鮮 何の経か 生を度せざる 那れの枝か 春を帯びざる 箇中の旨を識取せよ 強ひて 疎親を論ずる莫 なか れ 分衛 分衛 ぶんえ 春気稍和調 振錫入東城 青青園中柳 泛泛池上萍 鉢香千家飯 心抛万乗栄 従事古仏跡 乞食次第行 春気 稍 やや 和調し 錫 しやく を振りて東城に入 ゐ る 青青たり 園中の柳 泛泛 はんぱん たり 池上 ちじよう の萍 うきくさ 鉢は香る 千家の飯 はん 心は抛 なげう つ 万乗 ばんじよう の栄 古仏の跡に従事し 乞食 こつじき して 次第 しだい に行 ゆ く 永夜高堂上 払拭龍唇琴 調干青雲高 韻徹碧潭深 洋洋盈万壑 颯颯度千林 自非鐘子期 難弁中裡音 永夜 高堂の上に 龍唇琴を払拭ふ 調べは青雲を干 おか して高く 韻は碧潭に徹 とほ りて深し 洋洋として 万壑 ばんがく に盈 み ち 颯颯 さつさつ として 千林を度 わた る 非鐘子期に非ざるよりは 中裡の音を弁じ難し 荏苒歳言暮 昊天降粛霜 千山木葉落 万径少人行 永夜焼乾葉 時聞驟雨声 回首憶往事 総是夢一場 荏苒 じんぜん として 歳言 ここ に暮れ 昊天 こうてん 粛霜を降らす 千山 木葉落ち 万径 人の行く少 まれ なり 永夜 乾葉を焼 た き 時に驟雨の声を聞く 首 こうべ を回 めぐ らして 往事を憶へば 総べて是れ夢一場 人生一百年 汎若水上蘋 随波虚東西 牟尼辞高貴 為度彼沈淪 在世八十年 説法五十春 留経遣永世 到今為梁津 人生 一百年 汎ふこと水上の蘋 ひん の若し 波に随ひて虚しく東西し 牟尼 高貴を辞せしは 彼の沈淪を度するが為なり 世に在ること八十年 法を説くこと五十春 経を留めて永世 えいせい に遺し 今に到るまで梁津 りようしん と為 な れり 夏夜 夏の夜 夏夜二三更 竹露滴柴扉 西舎打臼罷 三径宿草滋 蛙声遠還近 螢火低且飛 寤言不能寝 撫枕思凄其 夏夜 かや 二三更 竹露 柴扉 さいひ に滴る 西舎 臼を打ち罷 おは り 三径 宿草滋し 蛙声 遠く還た近し 螢火 低く且つ飛ぶ 寤 さ めて言 ここ に寝ぬる能はず 枕を撫 ぶ して思ひ凄其 せいき たり 伊昔勝遊処 経過此頽顔 池台皆蒼茫 人事幾変遷 山到平野尽 潮帯夕陽還 浮沈千古事 卓錫思茫然 伊昔 むかし 勝遊の処 経過す 此の頽顔 たいがん 池台は皆蒼茫 人事 幾たびか変遷す 山は平野に到りて尽き 潮は夕陽を帯びて還る 浮沈 千古の事 錫 しやく を卓てて 思ひ茫然たり 蟲龜看牛闘 蟲龜 むしがめ に牛闘を看る 群牛早晩遁桃林 草色青傍頭角深 鬒髪男跨蘿薜岩 花顔女立柳枝陰 鼻縄放去牧童手 身腹披來遊子襟 吾復沙場知苦客 相看轉起戦争心 群牛 早晩 いつか 桃林に遁 のがれ む 草色青き傍ら 頭角深し 鬒髪 しんぱつ の男は蘿薜 らへい の岩に跨 またが り 花顔の女は柳枝の陰に立つ 鼻縄放ち去る牧童の手 身腹披 ひら き來る遊子の襟 えり 吾れ復た沙場に苦を知るの客 相看て轉 うたた 戦争の心を起す 今夕 今夕 こんせき 今夕風光稍調和 梅花当軒月半規 主人乗興掃瑶席 坐客弄翰臨清池 経年孤舟江湖夢 一夜高堂琴酒期 他日相思須記取 十字街頭窮乞児 今夕 風光稍 やや 調和し 梅花 軒 のきば に当たり月 半規 主人 興に乗じて瑶席 ようせき を掃き 坐客 ざかく 翰 ふで を弄して清池に臨む 経年の孤舟 江湖の夢 一夜 高堂 琴酒 きんしゆ の期 とき 他日相思 そうし せば 須 すべから く記取すべし 十字街頭の窮 きゆう 乞児を 非人八助 非人八助 やすけ 金銀官禄還天地 得失有無本来空 貴賤凡聖同一如 業障輪廻報此身 苦哉両国長橋下 還去一川流水中 他日知音若相問 波心明月主人公 金銀官禄 天地に還り 得失有無 本来空なり 貴賤凡聖 同じく一如 いちによ 業障 ごうしよう 輪廻 此の身に報ゆ 苦しいかな 両国長橋 ちようきよう の下 もと 還り去る 一川流水の中 うち 他日 知音若し相問はば 波心の明月 主人公と 世有多事人 自用逞聡明 凡事無小大 随意皆改成 鼎列山海美 宅極当時栄 門前車馬湓 遠近称姓名 未過十箇年 懎荒荊棘生 世に多事の人有り 自ら用ひて 聡明を逞しくす 凡そ 事小大と無く 意に随 したが ひて皆改め成す 鼎は 山海の美を列 つら ね 宅は当時の栄を極む 門前 車馬湓れ 遠近 姓名を称す 未だ 十箇年を過ぎざるに 懎 かき は荒れて荊棘 けいきよく 生ず 伊昔東家女 采桑青郊陲 金釧鏤銀朶 素手扳柔枝 清歌凝哀音 顧眄生光輝 耕者輟其耜 息者頓忘帰 今為白髪婆 寤寐嘅其咨 伊昔 むかし 東家 とうか の女 じよ 桑を青郊 せいこう の陲 ほとり に采 と る 金釧 きんせい 銀朶 ぎんだ を鏤 ちりば め 素手 そしゆ 柔枝を扳 ひ く 清歌哀音を凝らし 顧眄 こべん 光輝を生ず 耕す者は 其の耜 すき を輟 や め 息ふ者は 頓に帰るを忘る 今 白髪の婆と為 な り 寤寐嘅 ごびかい として其 そ れ咨 なげ く 余家在竹林 冷冷数千干 笋迸全遮道 梢高斜払天 経霜陪精神 隔烟転幽間 宣在松柏列 那比桃李枅 竿直節愈高 心虚根弥堅 愛汝貞清質 千秋希莫遷 余が家に 竹林在り 冷冷として 数千干 かん 笋は迸 ほとばし りて 全て道を遮 さへぎ り 梢は高くして 斜めに天を払ふ 霜を経てて 陪 ますま す精神 烟を隔てて 転 うた た幽間 ゆうかん 宣しく 松柏 しようはく の列に在るべく 那 なん ぞ 桃李の枅 けん に比せん 竿直 かんなお くして 節 ふし 愈 いよい よ高く 心虚 しんうつろ にして 根弥 いよい よ堅し 汝が貞清 ていせい の質を愛す 千秋 希はくは遷 うつ る莫 なか れ 流年不暫止 人生長若寄 昨為紅顔子 今変如魑魅 一朝纏病床 親族漸捨離 乖張応有日 嘍囉施無地 前路尚未覚 後事令誰委 流年 暫くも止まらず 人生長くとも 寄るが若し 昨は紅顔の子 し 為 たる るも 今は変じて 魑魅 ちみ の如し 一朝 病床に纏 まつ はれば 親族も漸く捨て離る 乖張 かいちよう 応 まさ に日 ひび 有るべし 嘍囉 ろうら 施すに 地無し 前路尚 未だ覚 さと らずんば 後事誰 たれ にか委ね令 し めん 虫鳴正喓喓 烟火弁四隣 不似城中夜 撃拆以報辰 焼柴終永夕 農談箇無塵 団円擁火炉 合家暖若春 寄語名教士 茲来勿澆淳 虫鳴くこと正に喓喓 ようよう たり 烟火 えんか 四隣に弁ず 城中の夜の 拆 たく を撃ち以つて辰 とき を報ずるに似る 柴を焼いて永夕 えいせき を終へ 農談箇 もと より 塵無し 団円して火炉を擁 よう し 合家暖かきこと春の若 ごと し 語を名教の士に寄す 茲 ここ に来りて 淳を澆 うす くする勿れと 余郷有一女 齠年美容姿 東里人朝約 西隣客夕期 有時伝以言 有時贈以資 如是経歳月 志斉不与移 許此彼不可 従彼此復非 決意赴深淵 哀哉徒爾為 余が郷に一女有り 齠年 ちようねん にして 容姿美 うるは し 東里の人 朝に約し 西隣の客 夕に期し 有る時は 伝ふる言を以てし 有る時は贈るに資を以てす 是 かく の如く 歳月を経る 志斉 ひとし しく 与 とも に移らず 此に許せば 彼は不可 彼に従へば 此は復た非 意を決して 深淵に赴 おもむ く 哀しい哉 徒爾 あだ に為しぬ 我生何処来 去而何処之 独坐蓬窗下 兀兀静尋思 尋思不知始 焉能知其終 現在亦復然 展転総是空 空中且有我 況有是与非 不如容些子 随縁且従容 我が生は何処より来り 去りて何処にか之 ゆ く 独り蓬窗の下に坐して 兀兀 ごつごつ として静かに尋思す 尋思するも 始めを知らず 焉んぞ 能く其の終りを知らん 現在亦復 また 然り 展転総べて是れ空 空中に且 しばら く我れ有り 況んや 是と非とあらんや 如かず 些子 さし を容れて 縁に随ひて且く従容 しようよう たるに 我見世間人 総為愛欲籌 求之有不得 心身更憂愁 縦恣其所欲 終是幾春秋 一受天堂楽 十為地獄因 以苦欲捨苦 因之長綢謬 譬如清秋夜 月華中流浮 瀰猴欲深之 相率水中投 苦哉三界子 不知何日休 遥夜熟思惟 涙下不能収 我 世間の人を見るに 総べて愛欲の為に 籌(はか)る 之を求めて 得ざるあれば 心身更に憂愁す 縦(たと)ひ其の欲する所を 恣(ほしいま)まにするとも 終に是れ 幾春秋ぞ 一たび 天堂の楽(らく)を受けて 十(と)たび 地獄の囚となる 苦を以て 苦を捨てんと欲す 之れに因って 長(とこし)へに綢謬(ちゆうびゆう)す 譬へば 清秋の夜 月華 中流に浮ぶ 瀰猴(びこう) 之を深らんと欲して 相率(ひき)ゐて 水中に投づるが如し 苦(いたま)しい哉(かな) 三界の子 知らず 何(いつ)の日か休(や)まん 遥夜(ようや) 熟(つらつ)ら思惟すれば 涙下りて 収むること能はず 吊子陽先生墓 子陽先生の墓を吊 とむら ふ 古墓荒岡側 年年愁草生 灑掃無人侍 適見蒭蕘行 憶昔総角歳 従游狭水傍 一朝分飛後 消息両茫茫 帰来為異物 何以対精霊 我灑一掬水 聊以弔先生 白日忽西沈 山野只松声 徘徊不忍去 涕涙一沾裳 古墓 荒岡 こうこう の側ら 年年 愁草 しゆうそう 生づ 灑掃 さいそう 人の侍するなく 適 たまた ま 蒭蕘 すうぎよう の行くを見る 憶ふ昔 総角の歳 狭水の傍に従ひ游びき 一朝 分飛 ぶんぴ して後 消息 両 ふたり ながら茫茫たり 帰り来れば 異物となる 何を以つてか 精霊に対へん 我一掬 いつきく の水を灑 そそ ぎ 聊 いささ か以つて 先生を弔ふ 白日 忽ち西に沈み 山野 只だ松声のみ 徘徊して去るに忍びず 涕涙 一へに裳 もすそ を沾 ぬ らす 大森子陽先生の墓前詩碑 寛政甲子夏 寛政甲子 かつし の夏 凄凄芒種後 玄雲鬱不披 疾雷振竟夜 暴風終日吹 洪潦襄階除 豊注湮田菑 里無童謡声 路無車馬帰 江流何滔滔 回首失臨沂 凡民無小大 作役日以疲 畛界知焉在 堤塘竟難支 小婦投杼走 老農倚鋤睎 何幣帛不備 何神祇不祈 昊天杳難問 造物聊可疑 孰能乗四載 令此民有依 側聴野人話 今年黍稷滋 人工倍居常 寒暖得其時 深耕兮疾耘 晨往夕願之 一朝払地耗 如之何無罹 凄凄 せいせい たる芒種 ぼうしゆ の後 玄雲鬱 うつ として 披 ひら かず 疾雷 しつらい 竟 ひつきよう 夜に振ひ 暴風終日吹く 洪潦 こうろう 階除に襄 のぼ り 豊注 田菑 でんし を湮 しず む 里に童謡の声無く 路に車馬の帰く無し 江流 何ぞ滔滔 とうとう たる 首 こうべ を回 めぐら せば 臨沂 りんき を失す 凡そ民は小大無く 役を作 な して日に以て疲る 畛界 しんかい 焉 いづく に在るを知らず 堤塘 竟 つひ に支へ難し 小婦 杼 ひ を投じて走り 老農鋤に倚りて睎 のぞ む 何れの幣帛 へいはく か 備へざる 何れの神祇 しんぎ か 祈らざる 昊天杳 こうてんよう として 問ひ難く 造物 聊 いささ か疑ふべし 孰 たれ か能く 四載に乗じて 此の民をして 依る有らしむる 側らに野人 やじん の話すを聴けば 今年は黍稷 しよくしよく 滋 しげ れり 人工は居常 きよじよう に倍 ばい し 寒暖 其の時を得たり 深く耕し 疾く耘 くさぎ り 晨 あした に往き 夕べに之を顧みたり 一朝 地を払ひて耗 むな し 之を如何ぞ 罹 うれ ひ無からんと 唱導詞 唱導 しようどう の詞 うた 緇素年年薄 朝野歳年衰 人心時時危 祖道日日微 師盛唱宗称 資随而受之 師資相依因 守死不敢移 法而可立宗 古聖孰不為 人々其立宗 嗟我奚適帰 諸人且勿喧 聴我唱導詞 唱導自有始 請従霊山施 仏是天中天 誰人敢是非 仏滅五百歳 人二三其儀 大士当此世 造論帰至微 唯道以為任 何是復何非 自仏法東漸 白馬創作基 吾師遠来儀 諸法頓有帰 彼大唐盛矣 罔美於斯時 領衆兮匡徒 箇箇法中獅 頓漸雖逗機 南北未分岐 迨此有宋末 白璧肇生疵 五家逓露鋒 八宗並駆馳 余波聿遐拖 殆臻不可排 粤有吾永平 真箇祖域魁 夙帯太白印 扶桑振宗雷 大哉択法眼 龍象尚潜威 盛矣弘通任 乗輝逮嶋夷 合削皆己施 自師化神州 悠悠幾多時 枳棘生高堂 蕙蘭草莽萎 陽春孰復唱 巴歌日盈岐 吁嗟余小子 遭遇於此時 大厦将崩倒 匪一木所支 清夜不能寐 反復歌斯詩 緇素 しそ 年年薄く 朝野 歳々衰ふ 人心 時時に危く 祖道 日日微なり 師は盛んに 宗称を唱へ 資は随つて 之を受く 師資 相依り因りて 死を守りて敢へて移らず 法にして宗を立つべくんば 古聖 孰 たれ か為さざらん 人々其れ宗を立つ 嗟 あ あ 我 奚 いづく に適帰せん 諸人 且く 喧ぐ勿れ 我が唱導の詞 ことば を聴け 唱導 自 おのづか ら始めあり 請ふ 霊山 りようぜん より施 の べん 仏は是れ 天中の天 誰人か敢えて 是非せん 仏滅してより 五百歳 人其の儀を二三にす 大士 此の世に当り 論を造りて 至微に帰す 唯だ道う以て任となす 何れを是とし復 ま た 何れを非とせん 仏法 東に漸 およ んでより 白馬 創 はじ めて基と作 な る 吾が師 遠く来儀して 諸法 頓 とみ に帰するあり 彼の大唐 盛んなる 斯の時より美なるは罔 な し 衆を領べ 徒を匡 ただ し 箇箇 法中の獅たり 頓漸 とんぜん 機に逗 とど まると雖も 南北 未だ岐を分たざりき 此の有宋の末に迨 およ んで 白璧 肇めて疵を生づ 五家 逓 たがひ に鋒を露はし 八宗並び 駆馳す 余波 聿に遐 はる かに拖 ひ ゐて 殆んど排すべからざるに臻 いた る 粤 ここ に 吾が永平あり 真箇 まこと に 祖域の魁 かひ たり 夙 つと に 太白の印を帯び 扶桑に 宗雷を振ふ 大いなる哉 択法眼 龍象も 尚お威を潜む 盛んなる矣 かな 弘通 ぐつう の任 輝きを垂れて 嶋夷に逮 およ ぶ 削るべきは 皆 己に削り 師の神州を化してより 悠悠 幾多の時ぞ 枳棘 ききよく 高堂に生じ 蕙蘭 けひらん 草莽 そうもう に萎 しぼ む 陽春 孰 たれ か復た唱へん 巴歌 はか 日に岐 みち に盈 み つ 吁嗟 ああ 余 わ れ小子 此の時に 遭遇す 大厦 たいか の将に崩倒せんとするや 一木の支ふる所に匪 あら ず 清夜 寐 ゐ ぬる能はず 反復して 斯の詩を歌ふ 中元歌 中元の歌 母去悠悠父亦去 悽愴哀惋何頻頻 唯餘伯叔双姨母 伯号妙悟叔妙真 妙真去年五月逝 去歳中元妙悟存 冉冉復至中元節 妙悟又作九原人 去歳去京為涕泣 今歳又移江湖浜 居移節換倍相思 萍跡暫留南北身 采蘋采蘋澗之滸 滴涙遠望紀水墳 払院修営蘭盆会 蕭蕭唄韻映朱幡 時亦涼飆颯爾至 洗掃昏昏下合塵 雨過蕉影横斜陽 依稀又見来格神 神享供已衆帰院 更結恬談無為因 勧君莫永淪胥去 早艤川舟渡要律 母去りて悠悠 父も亦た去る 悽愴 せいそう 哀惋 あいえん 何ぞ頻頻 ひんぴん たる 唯だ伯叔 はくしゆく の双姨 そうい 母を餘 あま すのみ 伯は妙悟 みようご と号し 叔は妙真 妙真は去年の五月逝き 去歳の中元には妙悟存す 冉冉 ぜんぜん として 復た中元の節に至り 妙悟又た九原 きゆうげん の人と作 な る 去歳 京に去きて涕泣を為し 今歳 又た江湖 ごうこ の浜に移る 居移り節換 かわ りて倍 ますます 相思ひ 萍跡 ひようせき 暫く留む 南北の身 蘋 ひん を采り蘋 ひん を采る 澗 たに の滸 ほとり 滴涙遠く望む 紀水の墳 院を払ひ営を修す 蘭盆会 蕭蕭たる唄韻 ばいいん 朱幡 しゆばん に映ず 時に亦た涼飆颯爾として至り 洗掃 せんそう 昏昏 こんこん として 下り塵に合 がつ す 雨過ぎて蕉影 しようえい 斜陽に横たはり 依稀 いき として又た見る来格 らいかく の神 神供を享 う け 已りて衆は院に帰り 更に結ぶ 恬談 てんたん 無為の因 君に勧む 永く淪胥 りんしよ し去る莫れ 早く川舟を艤 ぎ して要律 ようしん を渡れ 我有一張琴 非梧兮非桐 五音詎能該 六律調不同 静夜高堂上 素手操松風 氤氳青陽暁 声達天帝聡 天帝大驚異 欲窮声所従 維時二三月 気候稍和中 風泊掃道路 雨師厳林叢 取月暈為蓋 横彩虹作弓 雲旆兮霞纓 逸其御六竜 冥冥極黄泉 飄飄凌蒼穹 三山坐超忽 五天望裡空 弥往兮弥遠 在西欻自東 神亦為之疲 心亦為之窮 逡巡相顧云 帰与吾旧邦 我に一張の琴有り 梧 かたぎり に非 あら ず 桐に非ず 五音 詎 なん ぞ能く該 そな へん 六律 りくりつ 調 しらべ 同じからず 静夜高堂の上 素手 そしゆ 松風を操る 氤氳 いんう 青陽の暁 あかつき 声は天帝の聡きに達す 天帝大いに驚き異 あや しみ 声の従る所を窮 きわ めんと欲す 維 こ れ時は二三月 気候 稍 やや 和中 風泊 道路を掃き 雨師 うし 林叢 りんそう を厳 おごそ かにす 月暈 げつうん を取りて蓋 かさ と為し 彩虹を横たへて 弓と作す 雲の旆 はた 霞の纓 ひも 逸りて其れ六竜 りくりゆう を御す 冥冥として 黄泉を極め 飄飄として 蒼穹 そうきゆう を凌ぐ 三山坐 いなが らに超忽 こつ し 五天望裡に空し 弥 いよい よ往けば 弥よ遠く 西に在るかとすれば 欻 たちま ち東よりす 神も亦之が為に疲れ 心も亦之が為に窮まる 逡巡 しゆんじゆん して 相顧 あいかへり みて云ふ 帰らんか 吾 わが 旧邦にと 地震後作 地震後の作 日日日日又日日 日日夜夜寒裂肌 漫天黒雲日色薄 匝地狂風巻雪飛 悪浪蹴天魚龍漂 墻壁相打蒼生悲 四十年来一廻首 世移軽靡信若馳 況怙太平人心弛 邪魔結党競乗之 恩義頓滅亡 忠厚更無知 論利争毫末 語道徹骨痴 慢己欺人弥好手 土上加泥無了期 大地茫茫皆如斯 我独鬱陶訴阿誰 凡物自微至顕亦尋常 這回災禍尚似遅 星辰失度何能知 歳序無節己多時 若得此意須自省 何必怨人咎天效女児 日 にち 日日日又日日 日日夜夜寒さ 肌 はだえ を裂く 漫天の黒雲 日色薄く 匝地の狂風 雪を巻いて飛ぶ 悪浪天を蹴りて魚龍漂ひ 墻壁 しようへき 相打ちて 蒼生悲しむ 四十年来一たび 首 こうべ を廻らせば 世の軽靡 けいび に移ること信に馳するが若し 況んや 太平を怙んで人心弛 ゆる み 邪魔は党を結んで 競ひて之に乗ず 恩義頓に滅亡し 忠厚更に知る無し 利を論ずれば 毫末を争ひ 道を語るを徹骨の痴とす 己に慢り 人を欺くを好手と称し 土の上に泥を加へて 了期無し 大地茫茫として 皆斯 かく の如し 我独り鬱陶 うつとう たるも 阿誰 だれ にか訴へん 凡そ物微より 顕に至るも亦尋常 這 こ の回 たび の災禍尚 遅きに似たり 星辰度を失ふこと何ぞ能く知らん 歳序節無きこと 己 すで に時多し 若し此の意を得ば須 すべから く自省すべし 何ぞ必ずしも人を怨み 天を咎めて女児に效 なら はんや 落髪僧伽 良寛禅師墓の右に刻まれている詩 落髪為僧伽 乞食聊養素 自見已若此 如何不省悟 我見出家児 昼夜浪喚呼 祗為口腹故 一生外辺騖 白衣無道心 尚是為可恕 出家無道心 如之何其汚 髪断三界愛 衣破有相句 棄恩入無為 是非等閑作 我見彼朝野 士女各有作 不織何以衣 不耕何以哺 今弥仏弟子 無行復無悟 徒費檀越施 三業不相顧 聚首打大話 因循度旦暮 外面逞殊勝 迷他田野嫗 謂言好箇手 叮嗟何日寤 縦入乳虎隊 勿践名利路 名利纔入心 海水亦難澍 阿爺自度爾 不為衣食故 阿母撫爾頭 親族遠送路 音容従茲隔 暁夜何所作 焼香請仏神 永願道心固 似爾今日作 豈得不抵捂 三界如火宅 人命似朝露 好時常易失 正法亦難遇 宣著精彩好 毋待換手呼 今我苦口説 竟非好心作 自今熟思量 可改汝其度 勉哉後世子 莫自遺懼怖 落髪 らくはつ して 僧伽 そうぎや と為 な り 食を乞ふて 聊 いささ か素を養ふ 自ら見ること已 すで に此 か くの若 ごと し 如何 いかん ぞ 省悟せざらん 我 出家の児 じ を見るに 昼夜 ちゆうや 浪 みだ りに 喚呼 かんこ す 祗 ただ 口腹の為の故に 一生外辺 がいへん を騖 は す 白衣 びやくえ の道心無きは 尚是れ 恕 じよ を可と為さん 出家の道心無きは 之 これ 其 そ の汚 けが れを如何せん 髪 はつ は三界 さんがい の愛を断ち 衣 い は有相 うそう の句を破る 恩を棄てて 無為に入るは 是れ 等閑の作 しはざ に非 あら ず 我 彼の朝野を見るに 士女 しじよ 各 おのおの 作 な す有り 織 お らずんば 何を以てか衣 き 耕さずんば 何を以てか哺 くら はん 今 仏 ぶつ 弟子と弥して 行も無く 復悟 また も無く 徒 いたずら に檀越 だんおつ の施 せ を費 ついや して 三業 さんごう 相顧 あいかえり みず 首 こうべ を聚 あつ めて 大話を打ち 因循 いんじゆん 旦暮 たんぼ を度 わた る 外面 がいめん は殊勝を逞 たくま しうして 他の田野 でんや の嫗 をうな を迷はす 謂 い ふ 言 われ 好箇手 こうこしゆ なりと 叮嗟 ああ 何 いづ れの日か寤 さ めん 縦 たと ひ 乳虎 にゆうこ の隊 むれ に入るとも 名利 みようり の路を践 ふ むこと勿れ 名利纔 わづ かに 心に入らば 海水も亦 澍 そそ ぎ難し 阿爺 あや 自ら爾 なんじ を度 ど せしは 衣食 えじき の為の故ならず 阿母 爾 なんじ の頭を撫で 親族遠く 路を送る 音容 茲 これ より隔たる 暁夜 ぎようや 何の作す所ぞ 香を焼 た いて 仏神に請ひ 永く道心の固きを願へり 爾 なんじ が今日の作に似なば 豈 あに 抵捂せざるを得んや 三界は火宅の如く 人命は朝露に似たり 好時は常に失ひ易く 正法も亦 遇ひ難し 宣しく精彩を著 つ けて好かるべく 手を換へて呼ぶを待つこと毋 なか れ 今 我苦口に説くも 竟 つひ に好心の作に非ず 今 いま 自 よ り熟 つらつ ら 思量して 汝が其の度を改むべし 勉めよや 後世の子 し 自ら懼怖 くふ を遺す莫 なか れ. 思へども。 連用形は動作の既実現(すでに実現している)を表しますから、過去「き」「けり」、完了「つ」「ぬ」「たり」、過去推量「けむ」といった助動詞が接続します。 其流弥広、鼓渤澥而沸波瀾。

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要するに、前文を「こと」化して、「それに対して」あるいは「そういう状況で」、これこれなのだよ 後文 、というだけの機能なので、順接、逆接、単純接続、なんでもござれ、ということになってしまいます。 親近性があるので併せて覚えます。 例のように、用言と体言をダイレクトに結びつけるのではなく、「やわらかく」結びつける「婉曲」用法は、「む」の中心機能に依っています。 こういう「て」の性格を理解しておくことが、とても重要です。 〈訳〉わたしも行こうかなぁ。

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